【⭐️4】踏切と少女 怪談青柳屋敷・別館
【踏切と少女 怪談青柳屋敷・別館】青柳碧人 作:双葉文庫 2024/8/10(個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆)
前巻【怪談青柳屋敷】同様、1篇1~8頁程度(最後に収録されている『花瓶のある店』のみ14頁にわたる小説風)でさくっと読める、全63篇からなる実話怪談集。
著者も作中で度々語っている通り「これを怪異譚と呼べるのか?」というくらいあっさりした内容のもの(仏壇のろうそくに灯した火が揺れ続けているだけの話など)もありますが──逆に言えば、それを『怪談だ』と思えばたちまち怪談となるし、『単なる気のせいだろう』と思えば日常の些事として意識に留められることすら無いのだろうと思うと、案外自分も「自分は零感体質だから」という思い込みから、幾度も体験してきた怪異譚を『そう』と認識すらせず全力スルーしてきたのかもしれないですね、などと思ってみたり。
個人的には『脳みそよこせ』のオチに著者同様の突っ込みを思わず入れてみたりする一方で、レビー小体型認知症やミラーツインズの話は怪談云々関係なく大変興味深く読みました。
人体は不思議と神秘に満ちている……!