【⭐️4】ウサギの天使が呼んでいる(ほしがり探偵ユリオ)
【ウサギの天使が呼んでいる(ほしがり探偵ユリオ)】青柳碧人 作:創元推理文庫 2017/5/21(個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆)
客も店員もゾンビになりきる仮装イベントが催されていた怪奇居酒屋で、ひとりの男ゾンビ客が女ゾンビ客を襲う事件が発生。男ゾンビは店員に追われ逃亡するも階段を踏み外し落下、頭部を強打し絶命してしまう。
疑う余地の無い事故死だと思われていたが、判明した死亡推定時刻によると、女ゾンビを襲った時点で男ゾンビは既に死亡していたという。「ゾンビパーティに本物のゾンビが現れた」と色めきだつ客たちだったが──『ゾンビは誰?』や表題作『ウサギの天使が呼んでいる』を含む全5話。
先に読了した【晴れ時々、食品サンプル(ほしがり探偵ユリオ)】の続編──かと思いきや、発行日からすると、こちらの方が先だったらしく?(一応、カバーの折り返しで刊行順を確認したつもりだったのですが😅) あちらに比べ、こちらはかなりシビアというか胸糞感・虚しさ・やるせなさの残る話が多かったかなという印象。
どの作品がどんな方向性(結末)だったかを具体的に述べてしまうとネタバレになってしまいそうですけれども、5話それぞれに異なる雰囲気で話(設定)のバリエーション豊かさは凄いのひと言。割と突拍子も無い設定でも差ほど違和感を感じずサクサク読めてしまうのも好感。