【⭐️0】ドッペルゲンガーの銃(※読了ならず)

 【ドッペルゲンガーの銃倉知淳 作:角川文庫 2017/6/25(個人的評価:☆☆☆☆☆)


 ミステリ作家の卵である女子高生・水折灯里(みずおり あかり)は、小説のネタを探すべく、捜査一課所属キャリア刑事の兄・大介(だいすけ)の威光を使い殺人事件現場に潜入するが──というお話。


 本編開始僅か数頁で挫折したのは相当に久し振り。

 灯里の、兄を見下す横暴さや屁理屈をこねくりまわす言動(なぜ大介のことを「兄(あに)」と呼ぶのかの件など、本当にしょうもないし心底どうでもいい)に初っ端からとてつもない不快感を覚え、かといって、大介は大介で本当に捜一の人間なのかと疑いたくなるほどのぼんくら振り(妹に夕食を食べさせないと脅されただけで捜査上の機密をあっさりばらすとか、幾らフィクションでも流石にあり得ないでしょう)に何らの擁護のしようもなく。

 極めつけに、大介が妹に強引に案内させられた殺人事件現場にて、大介の上司までもが灯里におだてられただけであっさり現場への一般人(灯里)の立ち入りを許可する件に唖然としすぎて、ここで切ることにしました。

(兄妹の父は警視監という設定だった、というのを後々レビュー見て知り、灯里のお世辞に対する上司の反応にも一応の合点はいきましたが、だからといって事件にまったく無関係の一般人を現場に入れてよい理由にはならないよねという)

 フィクションなんだし、ピンからキリまで現実に齟齬なくリアルな設定&ストーリー展開にしろ、とは勿論言わないけれども、流石にこうまで「いや、そうはならんやろ」三昧な内容だと、どうしたって白けてしまう自分は、奇抜さやインパクトよりも一定の誠実さ・堅実さを求めるタイプなので)

 このような書評を敢えて公開するのもどうかと一寸悩みましたが、自分の備忘録(要注意作家リスト的活用法)も兼ねているのでご容赦。

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